コミュ症とは何か。正常と異常の違い
- 2017年05月22日
こんにちは、マインドアーキテクチャ協会の大福です。
インターネット造語である「コミュ症」という言葉が最近若い人の間で流行しているようです。
当協会に来る高校生も「自分はコミュ症だから」と悩みを抱えていたため、話を聞いてみたところコミュ症とは面白い話で場を盛り上げることができない人を指すとのこと。
私はその子に伝えました「面白い話をするばかりがコミュニケーションじゃない、人の話をしっかり聞くことも立派なコミュニケーションだよ」と。なぜなら陽気でいなくてはいけない、空気を読み臨機応変な会話ができなくてはいけないなどという社会的ルールは存在しないからです。
そもそもこの世の中においては社会的ルールの中の多数派を正常、ルールから逸脱したものを異常と呼びます。ゆえにこの「コミュ症」という言葉は多数派に属さない者を揶揄するためだけの俗語に過ぎません。
しかし、思春期の子どもにとってそのようなレッテルは自尊心に少なからず影響を及ぼすもの。コミュ症と言われたからといって萎縮してしまっては、村八分への恐怖心が生まれると同時に大事な個性も失われてしまいます。
そこで大事になってくるのが「周囲の意見は軽く考えて我が道を行く」ということの大切さ。世の中には話が得意でなくても豊かな人間関係を築いている人はたくさんいます。
もし、皆さんのお子さんが「自分はコミュ症」と気にしているようであれば、その子の好き・得意なことに目を向けて個性を再認識させてあげるようなアプローチを心がけてみてください。