首尾一貫した躾が子どもの社会性を育む
- 2017年02月26日
こんにちは、マインドアーキテクチャ協会の大福です。
親ならば誰もが悩む子どもの躾。叱るべきか説くべきか、特に子どもが小さいうちは接し方に困るものです。
子どもには無条件の愛を伝えることも大事ですが、社会性を身につけるためには躾という観点での正しい接し方が重要。一貫性のある躾は子どもに勇気を与え、その子が持つ優しさを育みます。
そこで本日は私が「これは良い躾だ」と感じた例についてお話してみたいと思います。
A君の家は母親が厳しく、父親が甘いという家庭。食事の作法や身支度などの生活面では母親によく叱られていたA君ですが、父親には殴られたこともなければ怒鳴られたこともなかったそうです。
とある日、A君は父親とデパートに出かけることに。デパートと言えばA君の大好きなおもちゃが沢山あり、当日も様々なおもちゃに目移りしていたそうです。
そして見つけてしまったずっと欲しかった念願のおもちゃ。A君が父親に「このおもちゃをどうしても買ってほしい!」とねだろうとしたところ、横で「あれ買ってー!」と泣き喚き走り回る子どもを指差して父親はこう言いました。
「あれはカッコ悪いよな!Aなら欲しいおもちゃあった時どうする?」
この一言でA君はプライドをくすぐられ「僕ならあんなことしないね!」と毅然とした態度で自信満々に言ってのけたそうです。
このA君の父親の例は「恥」という考え方を父親が示し、A君に問うことで自覚させるという素晴らしいアプローチだったと思います。
首尾一貫した躾は親も子どもから学びながら身につけるものですから、アプローチに正解はありません。ただ、もし皆さんが子どもの躾に悩んでいるなら、A君の父親の例を参考にしてみてはいかがでしょうか?