精神科の「脳」心理カウンセラーの「心」それぞれの違いとは?
- 2017年03月1日
こんにちは、マインドアーキテクチャ協会の柚月です。
「脳」「心」。人によって呼び方は異なるけれども、人の認識や行動に影響を及ぼすという点では同じような役割を果しています。それでは「脳」と「心」の違いは一体何なのでしょうか?
精神医学でいう「脳」とは
精神医学でいう脳とは細胞が損傷すると指令が出て回復するというサイクルを持った物体を指します。
そして、その脳に対して薬物療法など物理的なアプローチを行うことで人の認識や行動に影響を与えていくというのが精神医学の根本的な考え方です。
・心理学でいう「心」とは
心理カウンセラーのいう「心」とは個人が持つ認識。平たく言えば過去をどのように認識し、現在の自分にどんなイメージを持っているかということです。そして、その前提にあるのが「言語」。
精神科は薬物ですが心理カウンセラーが用いるのは言語です。個人の中にある言語が変わり自己イメージが変わると細胞を修復する動きになるという論理が心理カウンセラーの考え方です。
・精神科と心理カウンセラーへの相談は状況によって異なる
薬物療法と言語によるカウンセリングは適材適所。興奮状態など会話が難しい場合は薬物療法が必要になりますし、冷静に話ができる状態であれば言語によるカウンセリングが有効です。
精神科と心理カウンセラーどちらに相談したら良いのだろうとお悩みだった方はぜひ参考にしてみてください。