不登校だった子どもが登校復帰に至るまで
- 2017年03月16日
こんにちは、マインドアーキテクチャ協会の柚月です。
本日は不登校だった子どもが登校復帰に至るまでというテーマでのお話です。以前、当協会に通っていた小学校2年生の不登校だった男の子。今では元気に学校に通うようになりましたが、登校復帰に至るまでの経緯は実にシンプルでした。
その男の子の家庭は両親が共働き。家に一人でいることも多く、次第に塞ぎ込みがちになり小学校2年生から不登校になりました。
当協会に相談いただいた際、親御さんによくよく話を聞いてみるとお母さんからこんな一言が。「子どもへの接し方がわからないんです」
話を聞いてみるとお母さん自身、あまり手を掛けられずに育ったことで自分の子どもへの接し方がわからなかったのだそうです。また、お母さんはとても頭脳明晰な方。
それゆえに子どもの考えや意見を先回りしてズバズバと言い当ててしまうというところがありました。子どもにお母さんの聞いてみると「お母さんが何でも先に言っちゃうのが嫌」と同じ話に。
子どものよく言う「これ見て!」「これできた!」のような発言は自己の承認欲求の表れでもあり、愛情を求めているサイン。その男の子はそれを先回りされてしまうことで愛情を感じられず自信を失っていたのです。
その経緯をお母さんに説明してみたところ。すぐさま会社に掛け合い3ヶ月間仕事を休職。子どもとじっくり接する期間を設け、自らの想いとも向き合いながら子どもへの愛情を最優先にして過ごしました。
すると男の子は明るく元気になり何事もなかったかのように学校へと通うようになりました。
一見何の変哲もない話ですが、3ヶ月もの休職を即断即決して自己を見直し育児へ真摯に取り組むのはとても勇気の要ること。母親の勇気と愛が子どもを救った素晴らしい例だと思います。