2分の1成人式の是非
- 2017年05月25日
こんにちは、マインドアーキテクチャ協会の柚月です。
皆さんは2分の1成人式をご存知でしょうか?2分の1成人式とは成人の2分の1になったことを記念して10歳(小学校4年生)の時に行う式。
具体的には子どもが10歳になるまでの写真を集めて校内に掲示、子どもがお父さんお母さんへの感謝の手紙を綴るという内容だそうです。
この行事には賛否両論あるようですが、本日は2分の1成人式について私たちの見解をお話してみたいと思います。
結論から言えばこの2分の1成人式、私たちはあまり良い行事とは言えないと考えています。なぜなら、2分の1成人式では子どもの気持ちに関係なく、明らかな感動が求められており拒否できない状況であるから。
「親への感謝を忘れない優しい子に育って欲しい」という教育者側の展望には頷ける部分もありますが、わずか10歳の子どもを表彰し、親への感謝を伝えさせるという行事には、いささか無理があるように思えます。
前へ習え、右向け右。近代教育は規律によって豊かな労働力を作るというのが本質ですが、ライフスタイルが多様化する現代においては、子どもたちの個性を育てることも大切です。
愛情があるからこそというのもありますが、子育ては良かれと思ってやることが自らのエゴになってしまいがち。私たちも子どもの成長に携わる立場の者として、伝え方・接し方は日々配慮したいと思います。